2012年8月14日火曜日

『関係する女 所有する男』 3:コメント



 色も形も違うけれども、疑問符が各担当者の胸の内にただよっているように思う。確かに本書は「所有と関係とは何か」という新たな謎かけで締め括られており、その解法を探って読者が試行錯誤することは著者の願いどおりだろう。ただしこれらの疑問符は著者の意図する以前の場所でひらひらと彷徨っている(時には蝿よろしく叩き落とされている)のかもしれない。